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田舎での起業成功への第一歩:地域コミュニティとの結びつき

2023.06.30

田舎での起業成功への第一歩:地域コミュニティとの結びつきのイメージイラスト

田舎でのビジネスを始める際、地域コミュニティとの強い結びつきは成功の鍵です。地元の支持を得ることは、信頼性を高め、売り上げを増やす一因となります。この記事では、田舎でビジネスを展開する際の地域住民との連携やコミュニティへの貢献方法について考察します。

 

地域住民との連携

  1. 地元のニーズを理解する
    あなたのビジネスのターゲットをその地域の人とする場合は、当然ですが、必要とする商品やサービスを理解しましょう。地元の特性に合った提案をすることは成功の第一歩です。ただ、地域住民からの売上を期待するというよりもニーズに応えるということを念頭に置いておいた方が良いかもしれません。

  2. 地元の資源を活用する
    地元の資源や労働力を活用することで、地域住民との協力関係を築けます。地元で調達した原材料や労働者を使うことは、地域経済への貢献にもなります。そして、可能な限り地域の資源を他地域に提供する形で売上を作ることを模索しましょう。

  3. 地元のネットワークを利用する
    地域のコミュニティ団体や商工会議所、青年会議所などのネットワークに参加しましょう。地域のリーダーやビジネス仲間とのつながりを築くことで、情報共有や支援を受けるチャンスが増えます。新たなビジネスパートナーなどは、このような繋がりから生まれることが多いです。

 

コミュニティへの貢献

  1. 地域イベントへの協力
    地域の祭りやイベントに参加し、協力することでコミュニティに貢献しましょう。スポンサーシップやボランティア活動は地域への感謝の意を示す方法です。こちらから感謝を表すことが基本です。信頼関係もそこから生まれます。
  2. 地域教育への支援
    地域の学校や教育機関に資金や物品を提供することで、地域への貢献を実現できます。教育支援は地域の未来への投資です。

  3. 地域問題への積極的な参加
    地域の課題や問題解決に積極的に参加しましょう。町内のゴミ拾いなどは、基本中の基本です。地域への貢献がビジネスの一環として認識されることで、地域住民からの支持が高まります。

 

よく言われることですが、まずはこちらから与えることが重要だと思います。ビジネスはタライの中の水と例えられます。外に向かって水を押し出すとタライの淵で跳ね返った水は勢いをつけて返ってきます。逆に引き寄せては、水はほとんど戻ってきません。なかなか水が返ってこない時は、それはタライが大きいのです。見返りもきっと大きくなるはずです。もっともっと水を押し出していきましょう。

田舎でのビジネス成功には、地域とコミュニティとの強い結びつきが不可欠です。地域住民との連携を築き、コミュニティに貢献することで、信頼性を高め、ビジネスの持続可能性を確保することができます。地域への愛と感謝を忘れずに、成功を追求していきたいですね。

繋がり

2023.06.26

繋がりのイメージイラスト

今をさかのぼること、30数年。新潟出身の僕が大学生になり上京、かねてより憧れだった一人暮らしを始めた日。今でも、ついこの間のことのように覚えています。それは、もうすぐ4月になるというのに冬に逆戻りしたような肌寒い日でした。桜も咲く頃だと言うのに、雪が散らついていたのを思い出します。そんな日でしたが、親とともに近所の電気屋さんで取り急ぎ必要な家電を買い揃え、大量に持ち帰ったのでした。そして、あらかた部屋も片付いた夕方、親は実家に帰ります。さあ、念願の一人暮らしのスタートです。

6畳のカーペット敷きの部屋に3畳ほどのキッチン、そしてごく普通のユニットバスがある築5年ほどのマンション。実家から持ってきた古い14インチのブラウン管テレビがぽつんと。昼間買った掃除機とレンジは部屋の片隅に無造作に置かれていました。電話はまだ引いてません。今と違い携帯など普及してなく、また4月は引っ越しが多く、新しく固定電話を申し込んでもなかなか準備ができないのです。電話が使えるようになるまで、結局一ヶ月くらいかかりました。ちなみに固定電話を引くと7万円くらいかかります(笑)。

電話もなし、もちろんインターネットもなし・・。寂しさを紛らわすために、付けたテレビでは、バック・トゥー・ザ・フューチャーをやっていましたが、ほとんど頭に入ってきませんでした。とにかく孤独すぎたのです。誰とも話すことができない寂しさとはこんなにも辛いのか、そんなことを初めて痛感した夜でした。

翌日、私は銀行に行きお金を引き出した後、テレホンカードを購入することにしました。人と話したい、そんな気持ちでした。電話する相手は、高校時代憧れていた女友達でした。昼間は外出しているだろうと思い、夜になるまで待ち、家から一番近い電話ボックスに入り、彼女に初めて電話しました。もともとそんなに積極的ではない僕ですが、寂しさの力を借りて、勢いで電話したのでした。彼女も一人暮らしで電話番号も聞いていましたが、彼女は千葉の大学で僕は神奈川、距離もあるし、電話することはほとんどないかな、なんて思っていたのですが、学生生活がはじまる前に電話することになるとは・・です。番号をプッシュし、ドキドキしながら待つこと数秒、電話に出た彼女は泣いていました。と言っても、深い意味はなく、彼女も一人暮らしの寂しさを痛感していたのでした。50度数のテレホンカードはまたたく間になくなり、手持ちの10円玉も尽き、仕方なく100円をいれて会話を続けました。100円はお釣りが出ないのです(涙)。大学がはじまるまでの数日間はそんな日々が続きました。ちなみにその女友達とは、その後何もありませんでした(笑)。

今なら、携帯もあるし、SNSもある。繋がりはいくらでも用意されています。もしかしたら、私の感じた孤独を今の若者は実感できないのかもしれないな、なんて思います。自宅で兄弟や親と一緒に住んでいるとき、恥ずかしいからと近くの公衆電話から彼女に電話したり、彼女から家にかかってきた電話を親に取られ怪しい目で見られながら会話をするとか、長電話になって兄貴からの早く切れというプレッシャーを感じたり(といってもなんだか喜んでいる自分がいる)とか、そんなこともないのだろうな。それも今となっては、良い思い出です。

とは言え、様々な繋がりがたくさん用意されている今の時代、嫌いじゃないです。僕と繋がっていただけている多くの人々に感謝しながら、今日を生きています。

田舎をアップデート:街の真価に気付き、それを深化・進化させていこう

2023.06.24

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波が穏やかで鏡ヶ浦と呼ばれる美しい海に魅せられて、館山を住処に決めて、もう15年以上。海まで徒歩30秒の自宅は、いざ住んでみると、覚悟はしていましたが、塩害はもちろん、海から吹いてくる西風の激しさは半端なく、執拗に新築の家を痛めつけてくれるのでした。8年目には、ついにベランダの手すりが崩れ落ちましたが、これはこれで見晴らしが良くなったと喜んでいます。

ハードな仕事で心身ともにすり減らした後は、海を眺めてリフレッシュ。美しい眺めは、心を回復するための最高の薬です。

そんな素晴らしい所なのですが、どうしてこんな田舎にくるの?なんて言われることも、よくありました。こんな何にもないところにくるなんてどうしたの?とも。 住んでいると見えなくなることが多くなります。美しい海も昔のまま残る自然も、美味しい海の幸や野菜も。

移住してきた人の方が街の情報に詳しいとは、よく聞く言葉です。また、失ったり離れることで、ありがたみがわかることもあります。

アイデアマンで南房総の農産物や海産物を使った加工品をたくさん作って販売している会社「アルガマリーナ」の創業者の金高武夫さんに、以前インタビューをしたことがあります。金高さんが若い頃、漁師をやっていた時、海外で漁をしていると、地元の素晴らしさ、ありがたさを強く感じると語っていました。金高さんに限らず、Uターンしてきた方の多くが、離れてから地元の良さに改めて気付かされたと言います。

ここ数年、いや数十年、地方創生や地域活性化が叫ばれています。その際に「よそ者、若者、ばか者が、地域を変える」とよく言われます。それは、人材不足を補うという意味の言葉ではないでしょう。ずっと住んでいるとわからなくなってしまう街の真価を見つけやすいのがよそ者や若者たちである、ということだと思います。当然ですが、ずっと住んでいる人たちの力無くしては、地域の発展はありえません。新しい視点と古くからの視点、それぞれが組み合わさり、考えを進化・深化させていくことが必要となってくると思います。

田舎での起業成功への第一歩:都会で得たコネクションは維持すべし

2023.06.20

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田舎暮らしを始める理由は様々です。定年後にのんびりしたいという人もいれば、田舎でのびのび子育てしたいからという人、畑仕事を生業にしたいという方もいるでしょう。財産もたっぷり、もうFIREしたからという人は良いのですが、もし都会から田舎に移住してきて何か起業をしたいというなら、今までの都会でのコネクションはしっかり維持しましょう。ゼロからのビジネス開始では、あまりにも勿体無いからです。

 

都会とのコネクションを維持した方が良い理由

  1. ビジネスチャンスの拡大
    都会で築いたコネクションは、ビジネスの機会を広げるための貴重なリソースです。都会の人々は多様な業界や専門分野に関わっており、彼らのネットワークを通じて新しいプロジェクトや提携先を見つけることができます。これにより、田舎での起業活動も都会のリソースを活用して成長するチャンスが広がります。ちなみにシステム開発やウェブ制作といった事業は、田舎だと求める会社はとても少ないです。必然的に個人事業主などがターゲットになってしまうのですが、当然のように企業と比べると出せる予算は段違いに少ないと思います。

  2. ブランディングと信頼性
    都会の人々とのつながりは、あなたのビジネスに対する信頼性とブランディングにも影響を与えます。都会での成功や人脈を持っていることは、田舎での新しい取り組みにおいてもプラスとなり、顧客やパートナーからの信頼を高める要因となるでしょう。経験的に、田舎で人気の飲食店はチェーン店だと感じます。また、名のある会社名を出すと、ころっと尻尾をなびかせる人が多い印象が(これもあくまで経験上ですが)あります。

  3. マーケット拡大
    都会と田舎では市場の特性やニーズが異なることがあります。都会でのコネクションを活用することで、田舎の地域に合ったニーズやトレンドを把握し、適切な戦略を立てることができます。また、都会のコネクションを通じて、田舎の商品やサービスを都市部にも広めることができるでしょう。

  4. ビジネス意識の維持
    どうしても都会と田舎では、ビジネスに対する意識が違います。田舎では個人事業主や経営者は都会に比べると比率的に多く感じます。ただ、その中には先祖代々の土地や建物があり何もしなくても充分生活できる人も多々います。そのような経営者仲間と常にいると、自分もそのような人物になったと誤解してしまうこともあるでしょう。正しいビジネス感を保つために、都会の経営者たちとの接点を持っておくことは重要です。

 

総括すると、田舎暮らしを始めて起業する際には、都会で築いたコネクションを維持することが重要です。これらのコネクションは、ビジネスの成長や成功において貴重な支援を提供してくれるでしょう。田舎での新たなステージでも、都会のネットワークを活かすことで、幅広い可能性が広がります。

遠いし、なんだかかったるいから、なんて、疎遠にしてしまうなんて、論外ですね。

田舎での起業成功への第一歩:起業のタイミング

2023.06.14

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今回は僕自身(株式会社アットマーク代表取締役社長皆川正明)の自分語りメインです(笑)。

株式会社アットマークが株式会社として設立した日は、2014年7月30日。その前身は、MCStudioという屋号を持つ、株式会社アットマーク代表取締役社長の皆川正明、僕自身による「個人事業主」でした。

業務内容は、システム開発。クライアントにとって、使いやすく役立つシステムをオーダーメイドで構築するといった内容で、今とほとんど変わらないのですが、そのMCStudioが立ち上がったのは、2003年1月。当時僕は、都内の某ソフトハウスの一会社員でした。

新卒でシステム開発に携わったのは、1996年4月。会社員時代は、そこから2003年5月まで続きました。およそ8年。もともと30歳で独立すると決めていたこともあり、それを実行する形でフリーになったのです。

会社員時代は、さまざまな業種のシステムを経験しました。当時勤めていた会社では、7割くらいがシステム運用の人員、または汎用機を使った開発が多かったのですが、ありがたいことにオープンシステムでの開発がメイン。COBOLとか、開発環境を選ぶようなものではなく、VisualBasicやCenture、PowerBuilder、ウェブでは、ASPやPHPなど。RDBMSや思い起こせは、潰しの効く開発が経験できたということで、それはそれはとてもラッキーなことだったと思います。

クライアントサーバシステムからウェブシステムに代わる時代。入社当時は、DBといえばオラクルが当たり前で、開発環境も数十万円、いやそれ以上するRADツールを必須とする、とても個人事業主では用意できない金額の世界から、無償で同等以上のシステムが開発できる時代に変わっていく、そんなタイミングでした。

OSにLinuxを用意し、テキストエディタでPHPを書き、無償のPostgreSQLやMySQLといったRDBMSを用意するだけで、かなり大掛かりなシステムが構築できるのです。これは、本当にラッキーなことでした。

さらにラッキーなことに、インターネットと携帯電話が一気に普及しました。メールでさまざまなファイルをやりとりし、携帯でどこでも連絡が取れる。その前までは、ファイルをやりとりするには、バイク便。電話で連絡を取るにも不在なら、先方からの折り返しを待つのみ。そんな不便な世の中が一気に変貌したのです。そして何より、本などで調べるしかなかったシステム開発に関する情報が、Google先生によって簡単に調べられるようになったのです。これは本当に革命でした。

 

起業する、言うのはとても簡単です

僕は小学生の頃からシステム開発を行なっていたこともあり、ある程度の技術はあったとは思っています。

ただ、やはりさまざまなタイミングが重なって独立することができた。別の言葉で言うならば、運という後押しがあって、独立に踏み切れたと言っても過言ではなかったのではないか。そう思っています。

技術を磨くことは、最低限。そこからは、運を引き寄せることが重要なのだろうと。しかし、ただぼーっとしていては、運は寄ってきません。運を引き寄せるには、流れを読む力、空気を変える力、そういった力が必要で、それらを磨く努力が重要なのだと、僕は思います。

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