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今流行りのデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)って何?

2023.07.19

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デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)を単純なシステム化と混同している方もいらっしゃると思います。以下にそれぞれの意味と違いを簡単に説明したいと思います。

 

システム化

システム化は、特定のプロセスや業務を効率的に管理するために、コンピュータやソフトウェアを使って自動化することを指します。例えば、給与計算や在庫管理をコンピュータシステムで行うことで、人的エラーや手作業による遅延を減少させ、業務の効率を向上させることができます。

単純なシステム化は、特定の業務やプロセスに焦点を当てて行われる場合が多く、主に内部の業務プロセスを改善することを目的とします。これによって、企業は生産性を向上させ、コストを削減し、正確性を高めることができます。

 

デジタルトランスフォーメーション

デジタルトランスフォーメーションは、企業や組織が全体的なビジネスモデルや運営プロセスを、デジタル技術を活用して根本的に変革し、競争力を強化する取り組みを指します。

デジタルトランスフォーメーションは、単に業務プロセスを自動化するだけでなく、顧客対応や製品開発、マーケティング戦略など、企業全体の活動をデジタル化・最適化することを目指します。これによって、顧客体験の向上や新しいビジネスモデルの創造が可能になります。

例えば、デジタルトランスフォーメーションの一環として、顧客対応をAIチャットボットによって自動化し、顧客の問い合わせに24時間対応する取り組みを行う企業もあります。これによって、顧客満足度の向上やコスト削減が実現されます。

 

  • システム化は、特定の業務やプロセスの自動化を指す。
  • デジタルトランスフォーメーションは、企業全体のビジネスモデルや運営プロセスをデジタル技術を活用して根本的に変革する取り組みを指す。
  • デジタルトランスフォーメーションは、単に業務プロセスの自動化以上の範囲で、顧客対応や製品開発なども含む。

 

両者は共通点もありますが、デジタルトランスフォーメーションはより包括的で戦略的なアプローチであり、企業の将来を見据えた変革を目指します。一方、システム化は、特定の業務の効率化やコスト削減を目的とした具体的な取り組みと言えます。

システム化を怠ると会社にもたらす5つの深刻なデメリット

2023.07.14

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前回のブログを受けて、システム化をなおざりにすることで会社もたらす深刻なデメリットを考えてみたいと思います。

 

  1. 業務の非効率性
    システム化を怠ると、繰り返し行われる業務が手作業になる場合があります。そのため、手作業での給与計算などであるように、数値の入力ミスや計算の遅れが起き、効率が低下することか考えられます。そして、従業員や管理者の時間が無駄に消費されることとなるのです。
    請求書の発行忘れや締日に間に合わなくなってしまい、顧客からの支払いが遅れ、現金フローが影響を受けるということは、手作業での請求書発行を行なっている会社ではよくある実例です。

  2. 正確性の低下
    手作業には人為的なエラーがつきものです。数字の打ち間違いや情報の漏れなどが発生しやすく、正確な情報を保つことが難しくなります。スーパーやコンビニのレジ打ちも、今ではどんどんシステム化が進んで正確性がアップしています。しかし、以前はしょっちゅう打ち間違いやお釣りの間違いなどが発生していたものでした。
    間違いが判明すればまだ良いのですが、間違った値を正しいものとして扱ったために、会社の重要な意思決定に負の影響を与えてしまうことも考えられます。

  3. 柔軟性の不足
    システム化を怠ると、急な業務変更や拡大に対応するのが難しくなります。新しいプロセスや部署の導入が手間取り、ビジネスの柔軟性が制限される可能性があります。新しい市場に参入する際など、手作業でデータを扱っていたりすると、システム化に戸惑い、大きな時間をロスすることが考えられます。

  4. データの不透明性
    手作業のプロセスでは、データの集計や分析が煩雑で困難です。リアルタイムの情報が得られないため、迅速な意思決定が難しくなります。エクセルでとにかく賄う会社も多いのですが、データ量が嵩むと取り扱いに不便です。手遅れになる前に、早めにデータベースを導入し、様々な観点からデータ内容を観測できる形にしておくべきでしょう。

  5. コストの増加
    何よりシステム化を怠ると、手作業によるヒューマンエラーが原因で、再作業や修正作業が頻繁に発生し、コストがかさんでしまうこと。そして、非効率的な業務処理によって、労働時間が無駄に使われ、コストが増加する可能性があります。
    手作業による経費精算を行なっている会社では、領収書の紛失やミスにより過剰な経費が発生し、会社の利益が減少という例は枚挙にいとまがありません。

 

システム化を怠ることは、会社にとって大きなリスクとなります。これから明らかなように、効率性の低下、正確性の低下、柔軟性の不足、データの不透明性、コストの増加といったデメリットが深刻な影響を及ぼす可能性があります。しっかりとしたシステム導入は、会社の未来を見越した重要なステップと言えるでしょう。

システム化がもたらす会社への5つのメリット

2023.07.10

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近年、企業経営においてシステム化がますます重要視されています。システム化は、業務の効率性向上や組織の持続可能な成長を支える要素として、多くの企業にとって不可欠な存在となっています。では、具体的にシステム化がもたらす会社へのメリットは何でしょうか?以下にその5つをご紹介します。

 

  1. 効率的な業務処理
    システム化により、繰り返し行われる業務を自動化することが可能になります。これによって、従業員はより高度なタスクに集中できるようになり、生産性が向上します。例えば、給与計算や在庫管理などのルーチンワークをシステムが担当することで、人的リソースをより効果的に活用できます。

  2. 正確な情報の提供
    手作業によるプロセスでは、ヒューマンエラーが発生する可能性があります。しかし、システム化されたプロセスは常に一貫して正確な情報を提供します。これにより、正確なデータに基づいた意思決定が可能になり、ビジネスの信頼性が高まります。

  3. 柔軟性とスケーラビリティの向上
    システム化されたプロセスは、変化に対応しやすく、拡大する際にもスムーズに対応できます。新しい部署や拠点の追加、業務の変更などがあっても、システムはそれに対応し、スケールアップを支援します。

  4. 情報の可視化と分析
    システムはデータを集約し、リアルタイムで可視化することができます。これにより、経営者はビジネスの状態を把握しやすくなり、迅速な判断が可能です。さらに、データの分析によって市場動向や顧客の嗜好などを把握し、戦略の最適化に活用できます。

  5. コスト削減
    効率的な業務処理や正確な情報提供により、無駄な時間やリソースの浪費を削減できます。手作業によるミスや再作業のコストも減少します。これにより、会社全体の運営コストを抑えることができます。

 

システム化は、現代のビジネス環境において競争力を維持するために重要な要素となっています。効率性の向上、正確な情報提供、柔軟性の向上、情報の可視化、コスト削減といったメリットは、企業の持続的な成功に向けた一歩と言えるでしょう。しっかりとしたシステム導入の検討は、会社の未来を見据えた重要な戦略の一環となることでしょう。

田舎での起業成功への第一歩:起業のタイミング

2023.06.14

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今回は僕自身(株式会社アットマーク代表取締役社長皆川正明)の自分語りメインです(笑)。

株式会社アットマークが株式会社として設立した日は、2014年7月30日。その前身は、MCStudioという屋号を持つ、株式会社アットマーク代表取締役社長の皆川正明、僕自身による「個人事業主」でした。

業務内容は、システム開発。クライアントにとって、使いやすく役立つシステムをオーダーメイドで構築するといった内容で、今とほとんど変わらないのですが、そのMCStudioが立ち上がったのは、2003年1月。当時僕は、都内の某ソフトハウスの一会社員でした。

新卒でシステム開発に携わったのは、1996年4月。会社員時代は、そこから2003年5月まで続きました。およそ8年。もともと30歳で独立すると決めていたこともあり、それを実行する形でフリーになったのです。

会社員時代は、さまざまな業種のシステムを経験しました。当時勤めていた会社では、7割くらいがシステム運用の人員、または汎用機を使った開発が多かったのですが、ありがたいことにオープンシステムでの開発がメイン。COBOLとか、開発環境を選ぶようなものではなく、VisualBasicやCenture、PowerBuilder、ウェブでは、ASPやPHPなど。RDBMSや思い起こせは、潰しの効く開発が経験できたということで、それはそれはとてもラッキーなことだったと思います。

クライアントサーバシステムからウェブシステムに代わる時代。入社当時は、DBといえばオラクルが当たり前で、開発環境も数十万円、いやそれ以上するRADツールを必須とする、とても個人事業主では用意できない金額の世界から、無償で同等以上のシステムが開発できる時代に変わっていく、そんなタイミングでした。

OSにLinuxを用意し、テキストエディタでPHPを書き、無償のPostgreSQLやMySQLといったRDBMSを用意するだけで、かなり大掛かりなシステムが構築できるのです。これは、本当にラッキーなことでした。

さらにラッキーなことに、インターネットと携帯電話が一気に普及しました。メールでさまざまなファイルをやりとりし、携帯でどこでも連絡が取れる。その前までは、ファイルをやりとりするには、バイク便。電話で連絡を取るにも不在なら、先方からの折り返しを待つのみ。そんな不便な世の中が一気に変貌したのです。そして何より、本などで調べるしかなかったシステム開発に関する情報が、Google先生によって簡単に調べられるようになったのです。これは本当に革命でした。

 

起業する、言うのはとても簡単です

僕は小学生の頃からシステム開発を行なっていたこともあり、ある程度の技術はあったとは思っています。

ただ、やはりさまざまなタイミングが重なって独立することができた。別の言葉で言うならば、運という後押しがあって、独立に踏み切れたと言っても過言ではなかったのではないか。そう思っています。

技術を磨くことは、最低限。そこからは、運を引き寄せることが重要なのだろうと。しかし、ただぼーっとしていては、運は寄ってきません。運を引き寄せるには、流れを読む力、空気を変える力、そういった力が必要で、それらを磨く努力が重要なのだと、僕は思います。

田舎での起業成功への第一歩:明確な目的を持つ重要性

2023.06.07

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田舎暮らしに憧れる人は、いつの時代もある程度の人数がいるように感じます。しかし、漠然と田舎暮らしがしたいといったように、田舎で生活することが目的となっていると、少々厳しいことになるかもしれません。田舎暮らしは、自分の目標とする人生に対してのあくまで手段として活用しましょう。

田舎での暮らしや起業は、都市生活とは異なる価値観や魅力を提供してくれます。しかし、そのためには明確な目的やビジョンを持つことが不可欠です。この記事では、なぜ明確な目的が重要なのか、その理由と具体的なメリットについて探ってみたいと思います。

 

明確な目的のメリット

  1. モチベーションの維持
    田舎での起業は都市とは異なる環境や課題が待ち受けます。その中で目的があれば、困難に立ち向かう意欲やモチベーションを保つことができます。困難な時期でも、明確な目的があれば前進し続ける力を持つことができます。

  2. リソースの効果的な活用
    田舎での起業は一般的に都市と比べてリソースが限られていることがあります。明確な目的を持つことで、有限なリソースを最適に活用する戦略を立てることができます。目的がなければ、無駄な労力や予算が使われる可能性が高まります。市役所など行政との距離も近く、目的が広く知られていることで、そういったところからの情報やアプローチなども期待できるようになります。

  3. コミュニケーションの強化
    目的を持つことは、チームやパートナーとのコミュニケーションをスムーズにする一助となります。共通の目的を共有することで、方針や計画についての意見交換が円滑に行え、協力関係を強化することができます。都会と違って田舎では、周りの人たちとの距離感がとても近いです。目的を多くの人に伝え応援してもらうことは、決して損にはなりません。

  4. 成長の促進
    目的を持つことは、長期的な成長を促進する要因です。自身のスキルやビジネスの領域において成長するための目標を定め、その目的に向かって努力することで、専門知識や経験を蓄積し、競争力を高めることができます。

  5. 再挑戦開始の目安がはっきりする
    目的をはっきりさせておくことで、逆に失敗が見えやすくなります。これはあまり考えたくないのですが、どうしても立ちいかなくなってしまった時に事業を撤退するという行動を取る必要があります。ぼんやりと日々過ごしているとそのタイミングを逃してしまい、いよいよ最悪の状況となることもありえます。しっかりとした目的があれば、逆に(それこそ田舎暮らしからの)撤退を決断することも容易いでしょう。知り合いは田舎暮らしでカフェを起業しましたが、目的がはっきりしていたので、撤退もスムーズでした。側から見ていた時は楽しそうに運営していましたが、1年経営してみて目標とする売上に達していなかったようでした。

 

田舎での起業は、都市とは異なる環境やチャレンジが待ち受けることがありますが、明確な目的を持つことは成功へのカギとなります。自身の起業においてだけでなく、田舎暮らしを行う上で、どのような目的を持ち、どのような未来を描くのかを明確にすることで、より成功に近づけることができるでしょう。