【メモ】JQueryで読み込み時とリサイズ時にイベント発動
2023.08.19
たまに忘れちゃうので、メモ。
二つ以上のイベントで同じ処理を行いたい時の書き方。レスポンシブ・ウェブ・デザインで、CSSで対応が面倒な場合に使うので。
$(window).on( 'load resize', function(){
//何らかの処理
}
【メモ】インスタグラム投稿の連携とMySQLとPHPと絵文字と文字化け
2023.08.01
インスタグラムの投稿をMySQLに流し込み、それをPHPを通してWebサイトに掲載する。
よくある話ですが、絵文字がうまく反映されない不具合がありましたので、それの対応をメモ。
ちなみに、MySQL5.7.39とPHP5.6.40でしたが、最新のバージョンでも流れは変わらないと思います。
データベースのカラムの文字コードに注意
「UTF8」だと絵文字を登録するのには不充分なので、「UTF8mb4」に変更すること。
僕は、MySQLでテーブルの定義情報を確認するのに、入力する文字数が少なくて済む(笑)ので
DESC テーブル名;
をよく使うのですが、これだと文字コードがわからないので、
show full columns from テーブル名;
で確認しましょう。
余談ですが、
show create table テーブル名;
を使うと、テーブルのCREATE文が生成できます。
で、カラムのCollationを確認して、「utf8_general_ci」だと絵文字が化けちゃいますので、「utf8mb4_general_ci」に変更します。
データベースの文字コードをまとめて変更したりできるのですが、とりあえず問題なく動作している環境をドサッと丸ごと変更するのはためらわれるので、今回は関連するカラムのみ変更します。
カラムの文字コードを変更するには、
ALTER TABLE テーブル名
MODIFY カラム名 属性 (文字列長)
CHARACTER SET 文字コード
COLLATE 照合順序;
を使います。
ALTER TABLE blog_table MODIFY
blog_text longtext
CHARACTER SET utf8mb4
COLLATE utf8mb4_general_ci;
上記のような感じですね。
データベース側で絵文字を格納する準備ができました。
後は、インスタグラムのAPIから取得したテキストをそのカラムに向けてINSERTしてもらえればOKです。
PHP側の対応
さて、データベースにアクセスして読み取り出力するPHP側ですが、こちらもutf8mb4で処理してもらう必要があります。
ということで、データベースにアクセスしたら、第一に
SET NAMES 'utf8mb4'
を実行。
以上で問題なく表示されました。
ちなみに僕はMacのターミナルでSQLを実行したりするのですが、MySQLに接続するときに
./mysql -u ユーザー名 データベース名 --default-character-set=utf8mb4;
とデフォルトの文字コードを指定すると、文字がきちんと表示されます。
utf8mb4ではなくutf8で接続してる可能性がありますので、ご確認ください。
デジタルトランスフォーメーションって?システム化との違い
2023.07.27
いわゆる単純なシステム化とデジタルトランスフォーメーションの違いをちょっとした例をあげて説明したいと思います。
システム化
ある小売業の店舗を運営しているとします。これまでは、在庫管理や売上記録を手書きで行っていました。しかし、これでは時間がかかり、在庫が足りない場合もあれば、余分な商品がたくさん残る場合もありました。
そこで、POSシステム(Point of Sale)を導入することで、商品の売上と在庫を自動的に記録できるようにしました。これにより、売上の正確な把握や在庫の最適化が可能になり、効率が向上しました。
デジタルトランスフォーメーション
次に、デジタルトランスフォーメーションの例を見てみましょう。同じ小売業の店舗ですが、今度は全体的な変革を行います。
まず、オンラインショッピングサイトを立ち上げ、顧客は商品をオンラインで閲覧し、購入することができるようになりました。さらに、顧客情報をデータベース化し、購買履歴や嗜好を把握することで、ターゲットマーケティングが可能になりました。
また、顧客の問い合わせにはAIチャットボットを導入し、24時間いつでも対応できるようにしました。これにより、顧客対応の効率が大幅に向上しました。
さらに、販売データや顧客フィードバックを分析し、新商品の開発や販売戦略の最適化を行いました。これによって、顧客満足度の向上や市場競争力の強化が実現しました。
まとめ
システム化は特定の業務を効率化するための具体的な取り組みであり、例えばPOSシステムの導入がその一例です。一方、デジタルトランスフォーメーションは、全体的なビジネスモデルや運営プロセスをデジタル技術を活用して根本的に変革し、企業の競争力を強化する取り組みであり、例えばオンラインショッピングやAIチャットボットの導入がその一環です。
どちらも重要な取り組みですが、規模や目的によって選択するべきアプローチが異なります。
今流行りのデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)って何?
2023.07.19
デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)を単純なシステム化と混同している方もいらっしゃると思います。以下にそれぞれの意味と違いを簡単に説明したいと思います。
システム化
システム化は、特定のプロセスや業務を効率的に管理するために、コンピュータやソフトウェアを使って自動化することを指します。例えば、給与計算や在庫管理をコンピュータシステムで行うことで、人的エラーや手作業による遅延を減少させ、業務の効率を向上させることができます。
単純なシステム化は、特定の業務やプロセスに焦点を当てて行われる場合が多く、主に内部の業務プロセスを改善することを目的とします。これによって、企業は生産性を向上させ、コストを削減し、正確性を高めることができます。
デジタルトランスフォーメーション
デジタルトランスフォーメーションは、企業や組織が全体的なビジネスモデルや運営プロセスを、デジタル技術を活用して根本的に変革し、競争力を強化する取り組みを指します。
デジタルトランスフォーメーションは、単に業務プロセスを自動化するだけでなく、顧客対応や製品開発、マーケティング戦略など、企業全体の活動をデジタル化・最適化することを目指します。これによって、顧客体験の向上や新しいビジネスモデルの創造が可能になります。
例えば、デジタルトランスフォーメーションの一環として、顧客対応をAIチャットボットによって自動化し、顧客の問い合わせに24時間対応する取り組みを行う企業もあります。これによって、顧客満足度の向上やコスト削減が実現されます。
- システム化は、特定の業務やプロセスの自動化を指す。
- デジタルトランスフォーメーションは、企業全体のビジネスモデルや運営プロセスをデジタル技術を活用して根本的に変革する取り組みを指す。
- デジタルトランスフォーメーションは、単に業務プロセスの自動化以上の範囲で、顧客対応や製品開発なども含む。
両者は共通点もありますが、デジタルトランスフォーメーションはより包括的で戦略的なアプローチであり、企業の将来を見据えた変革を目指します。一方、システム化は、特定の業務の効率化やコスト削減を目的とした具体的な取り組みと言えます。
システム化を怠ると会社にもたらす5つの深刻なデメリット
2023.07.14
前回のブログを受けて、システム化をなおざりにすることで会社もたらす深刻なデメリットを考えてみたいと思います。
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業務の非効率性
システム化を怠ると、繰り返し行われる業務が手作業になる場合があります。そのため、手作業での給与計算などであるように、数値の入力ミスや計算の遅れが起き、効率が低下することか考えられます。そして、従業員や管理者の時間が無駄に消費されることとなるのです。
請求書の発行忘れや締日に間に合わなくなってしまい、顧客からの支払いが遅れ、現金フローが影響を受けるということは、手作業での請求書発行を行なっている会社ではよくある実例です。 -
正確性の低下
手作業には人為的なエラーがつきものです。数字の打ち間違いや情報の漏れなどが発生しやすく、正確な情報を保つことが難しくなります。スーパーやコンビニのレジ打ちも、今ではどんどんシステム化が進んで正確性がアップしています。しかし、以前はしょっちゅう打ち間違いやお釣りの間違いなどが発生していたものでした。
間違いが判明すればまだ良いのですが、間違った値を正しいものとして扱ったために、会社の重要な意思決定に負の影響を与えてしまうことも考えられます。 -
柔軟性の不足
システム化を怠ると、急な業務変更や拡大に対応するのが難しくなります。新しいプロセスや部署の導入が手間取り、ビジネスの柔軟性が制限される可能性があります。新しい市場に参入する際など、手作業でデータを扱っていたりすると、システム化に戸惑い、大きな時間をロスすることが考えられます。 -
データの不透明性
手作業のプロセスでは、データの集計や分析が煩雑で困難です。リアルタイムの情報が得られないため、迅速な意思決定が難しくなります。エクセルでとにかく賄う会社も多いのですが、データ量が嵩むと取り扱いに不便です。手遅れになる前に、早めにデータベースを導入し、様々な観点からデータ内容を観測できる形にしておくべきでしょう。 -
コストの増加
何よりシステム化を怠ると、手作業によるヒューマンエラーが原因で、再作業や修正作業が頻繁に発生し、コストがかさんでしまうこと。そして、非効率的な業務処理によって、労働時間が無駄に使われ、コストが増加する可能性があります。
手作業による経費精算を行なっている会社では、領収書の紛失やミスにより過剰な経費が発生し、会社の利益が減少という例は枚挙にいとまがありません。
システム化を怠ることは、会社にとって大きなリスクとなります。これから明らかなように、効率性の低下、正確性の低下、柔軟性の不足、データの不透明性、コストの増加といったデメリットが深刻な影響を及ぼす可能性があります。しっかりとしたシステム導入は、会社の未来を見越した重要なステップと言えるでしょう。