システム化を怠ると会社にもたらす5つの深刻なデメリット
2023.07.14
前回のブログを受けて、システム化をなおざりにすることで会社もたらす深刻なデメリットを考えてみたいと思います。
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業務の非効率性
システム化を怠ると、繰り返し行われる業務が手作業になる場合があります。そのため、手作業での給与計算などであるように、数値の入力ミスや計算の遅れが起き、効率が低下することか考えられます。そして、従業員や管理者の時間が無駄に消費されることとなるのです。
請求書の発行忘れや締日に間に合わなくなってしまい、顧客からの支払いが遅れ、現金フローが影響を受けるということは、手作業での請求書発行を行なっている会社ではよくある実例です。 -
正確性の低下
手作業には人為的なエラーがつきものです。数字の打ち間違いや情報の漏れなどが発生しやすく、正確な情報を保つことが難しくなります。スーパーやコンビニのレジ打ちも、今ではどんどんシステム化が進んで正確性がアップしています。しかし、以前はしょっちゅう打ち間違いやお釣りの間違いなどが発生していたものでした。
間違いが判明すればまだ良いのですが、間違った値を正しいものとして扱ったために、会社の重要な意思決定に負の影響を与えてしまうことも考えられます。 -
柔軟性の不足
システム化を怠ると、急な業務変更や拡大に対応するのが難しくなります。新しいプロセスや部署の導入が手間取り、ビジネスの柔軟性が制限される可能性があります。新しい市場に参入する際など、手作業でデータを扱っていたりすると、システム化に戸惑い、大きな時間をロスすることが考えられます。 -
データの不透明性
手作業のプロセスでは、データの集計や分析が煩雑で困難です。リアルタイムの情報が得られないため、迅速な意思決定が難しくなります。エクセルでとにかく賄う会社も多いのですが、データ量が嵩むと取り扱いに不便です。手遅れになる前に、早めにデータベースを導入し、様々な観点からデータ内容を観測できる形にしておくべきでしょう。 -
コストの増加
何よりシステム化を怠ると、手作業によるヒューマンエラーが原因で、再作業や修正作業が頻繁に発生し、コストがかさんでしまうこと。そして、非効率的な業務処理によって、労働時間が無駄に使われ、コストが増加する可能性があります。
手作業による経費精算を行なっている会社では、領収書の紛失やミスにより過剰な経費が発生し、会社の利益が減少という例は枚挙にいとまがありません。
システム化を怠ることは、会社にとって大きなリスクとなります。これから明らかなように、効率性の低下、正確性の低下、柔軟性の不足、データの不透明性、コストの増加といったデメリットが深刻な影響を及ぼす可能性があります。しっかりとしたシステム導入は、会社の未来を見越した重要なステップと言えるでしょう。